高遊外売茶翁顕彰会

　佐賀の武士道といえば「葉隠・山本常朝」。煎茶は「売茶翁」です。共に、佐賀二代藩主鍋島光茂の時代に、佐賀より登場していることをご存知でしょうか。
二人の方向性は違っても、人の道、生き方を示していることは共通しています。
葉隠については「葉隠論考」などの著書も出版されている葉隠研究家で、現在は東京佐賀県人会会長として、また、弁護士としても東京でご活躍の、嘉村孝さんに講演をお願いいたしました。売茶翁については本会会員の庄野章文さんが担当し、旧古賀銀行「浪漫座」で開催されました。講演会場には、約200名が参加され、椅子席が不足するという、うれしい悲鳴を上げました。
　また、売茶翁発信館・肥前通仙亭では売茶翁の貴重な「資料展示と煎茶のお接待」を行いました。通仙亭にも早朝から100名を超す方々が、売茶翁の真筆や道具を見学して、本会名誉会員の今坂崋山さんの淹れる嬉野茶と、佐賀銘菓でお茶を楽しまれました。
　「特別講演会」と「売茶翁資料展、煎茶のお接待」は、実りが多い会だったと、大きな反響をいただいています。特に、嘉村　孝さんの講演はもっと聞きたいとのご意見が寄せられています。ご協力いただきました、関係者の皆様ありがとうございました。